東のうなぎの日記

こんにちは!東のうなぎです!読んだ本や野球に関して徒然なるままにかいていきます!

『仕事2.0 人生100年時代の変身力』 時代の変化に対応する人間に!

 

 

 

こんにちは! 東のうなぎです

今回読んだ本は

『仕事2.0 人生100年時代の変身力』(2018)著者 佐藤留美 幻冬舎

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です!

 働き方改革という言葉に象徴されるように、いま日本では働くことに関して様々な変化が出始めています。女性の地位上昇や、長時間の残業防止、ブラック企業問題...

この本は、「ちょっと働き方を変えてみませんか?」という提案のもと、「人生100年時代」に対応できる働き方や、これからの時代に対応できる人間になるための技能を紹介しています。以下、内容に入ります。

 

年功序列、終身雇用はもう古い!これからの時代、変化に対応できる人間が勝つ!

 この本の著者は佐藤留美さん。「経済を、もっとおもしろく。」を標語に国内外90以上のメディアから経済ニュースを配信するNewsPicksの編集部副編集長を務めている方です。この本のほかにも『資格を取ると貧乏になります』(2014)新潮社など複数の著作があります。調べてもらうとわかりますが、まさに働くかっこいい女性という感じです(笑)

 

 さて、この本で最も重要としていることは「変化に対応すること」です。ほとんどの人が理解しているように、これからの日本は急速に少子高齢化がすすんでいきます。そうすると自然と健康寿命も延び、一生のうちで労働に従事する年数も増えていくわけです。つらいですね(笑)。労働に関わらず、今後迎える社会は歴史的に前例がなく過去のロールモデルが使えない未知の世界です。「65歳まで働いて、その後は年金でのんびり過ごすぞ~」なんてことも簡単ではなく、若年層の負担が増えることに加えて、100歳以上まで平均的に生きる社会になると65歳で労働生活を終えた後、まだ約40年生き続けることになります。この本の中で紹介されている『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』をかいたリンダ・グラットン氏の主張では‘‘いま、先進国で生まれる子供は、50%を上回る確率で105歳以上生きる‘‘とあり、これは「過去200年間で平均寿命が10年に2年以上のペースで延びた」という研究データに基づいています。

 要するに定年を迎えたと同時に隠居生活ではなく、その後「人生二毛作」「人生三毛作」とその後も続いていくわけです。しかし定年を迎えてから考えていては遅いのです。

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 変化は寿命が延びることによる労働年数の増加だけではありません。

現在は「個人の時代」といわれるようになりました。高度経済成長期に代表されるような家族的経営、個人のキャリアを会社が決めるような過去の常識は薄れてきており、ここに年功序列と終身雇用を合わせた日本型雇用システムは時代に合わなくなってきています。これからは個人個人が自分のキャリアを考え、会社主導ではなく個人主導で労働を決めていく時代になっていくのですが、これはネガティブではなくポジティブにとらえることができる問題ではないでしょうか。もう会社に縛られる時代は終わりです!歓喜の声が聞こえてきますね。

 もちろん手放しで喜んでいいわけではありません、そんな簡単じゃないですよね...

 テレビや雑誌で見かけるようなベンチャー起業家やクリエイティブな人たちは、まさに新しい時代の労働の成功者といえます、YouTuberの方々も同様です。しかしここで皆さんお気づきのように、誰でもこうなれるわけではなく、新しいことを見つけることが得意なファーストペンギンたちが甘い汁を吸い、セカンドペンギンはまだ甘いでしょうが、サード以降はもう枯れた葉っぱしか残っていないわけです。このファーストペンギンたちは分野に関わらず新しいことを見つけることができますので、彼らはずっとトップにいることができます。

 さあ、どうしますか?どう変化に対応しますか?となりますね。やっと主題に戻ることができました(笑)

 

難しく考えすぎず、小さなことでも変化してみる勇気を持とう!

 冒頭で紹介したように、はじめの部分で著者は「ちょっと働き方を変えてみませんか?」という提案をしています。変化することはとても難しいことです。仮に会社をやめて新しい変化を求めるとすると今までの地位や収入をはじめ、多くのことを一度失うことになります。あなたに家族がいれば、なおさらこの選択は難しいでしょう。この本の中では、変化の重要性とともに、人生を楽しむことの重要性、小さな変化でもいいから勇気を振り絞って行動することの重要性が説かれています。

 いきなり生活を180度変える必要はありません。今の生活に加えて、少しずつ新しいことを学んだり経験したりすることで常に自分自身をマイナーチェンジしていく。そのことがもっとも重要になります。まず何をするか、幸いなことに今はたくさんの選択肢があります。何か一つでもいいから変化することを始めてみましょう!私はまず汚い机の上を常にきれいな状態にすることから始めようかなと思います(笑)

 

以上!お読みいただきありがとうございました!